落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

桂小すみさんの記事をきっかけに、花形演芸大賞のことを調べてみました。

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桂小すみさんの記事が、今朝の朝日新聞に出てました。そういえば、昨日の東京新聞にも。

 

小すみさん、私の記憶では雷門小助六師匠がトリの時に、見たことがあります。三味線と琴を同時に演奏したり、マライア・キャリーの曲を弾いたり。かなりインパクトのある音曲師さんです。

 

どちらの記事にも、小すみさんが2021年の花形演芸大賞に選ばれたことが載ってました。

 

この賞のことが気になって、調べてみました。そもそもこの賞、選考過程が結構めんどうです。

 

国立演芸場の花形演芸会で選ばれるんですが、この演芸会の出演資格は、入門から20年以内。4月から翌年3月までの出演者のうち、優秀な成績をおさめた出演者が「銀賞」として表彰されて、翌年度から1年間に2回、レギュラー出演が可能となります。

「金賞」と「花形演芸大賞」はこのレギュラー出演者の中から選ばれます。

初高座から5年以内で、銀賞金賞大賞と3年連続で受賞したのは、小すみさんが初、なんだそうです。

 

というわけで、大賞受賞者だけ、だーっと書き出してみます。正確にはネットの記事のコピペですけどね。

改めて、すごいメンバーです。


1997年 柳家花緑
1998年 国本武春
1999年 春風亭昇太
2000年 柳家花緑
2001年 国本武春
2002年 該当者なし
2003年 立川談春
2004年 柳家喬太郎
2005年 柳家喬太郎
2006年 柳家喬太郎
2007年 三遊亭遊雀
2008年 該当者なし
2009年 柳家三三
2010年 桃月庵白酒
2011 年 春風亭一之輔
2012年    春風亭一之輔
2013年 桂吉弥
2014年 ポカスカジャン
2015年 蜃気楼龍玉
2016年 該当者なし
2017年 笑福亭たま
2018年 江戸家小猫
2019年 古今亭文菊
2020年 古今亭文菊
2021年 桂小すみ

 

該当者なしの年があったり、

柳家喬太郎師匠が3年連続、

一之輔師匠が2年連続とか、

ちょっと不思議なところもありますが、

それだけ忖度なし、実力本位の賞なんでしょうね。

 

#花形演芸大賞

#桂小すみ