落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

柳家花緑師匠の噺に身を任せる贅沢な時間

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久しぶりのブログ更新になりました。

落語会の感想、もっとまめに書かなくちゃ。

と思ってはいるんですが。

 

今夜は会社帰りに赤坂区民ホールへ。

柳家花緑独演会です。

花緑師匠には、ポッドキャスト「おあとがよろしいようで」3月分にご出演いただきました。

 

素人2人がやってる番組に出ていただき、

ひたすら感激しまして、この感謝の思いは、

師匠の落語会に出来るだけ行くことだ!

と勝手に思い、今回、聴きに行ったわけです。

 

「話しかけられることもなく喋り続けられる独演会は、多弁症の自分にはとても嬉しい」とのことでしたが、実際、とても楽しそう。

 

客席も、ベタな表現になってしまいますが、文字通り暖かい笑い声でした。

 

私が自分でびっくりしたのは、展開がわかっているにもかかわらず、何度か声を出して笑ったこと。

 

思いがけないギャグが出てきて笑ってしまう。

なんてことはたまにありますが、今回は予想通りのフレーズが出てきて、それで笑ってしまう。それも何度か。

 

これはよほど、師匠の間が絶妙なんだろうなあ、と改めて思いました。

 

ちりとてちん」に対する師匠(にして祖父)である先代小さんの解釈。「岸柳島」の仲裁役の侍が花緑バージョンは年寄りではなく若侍。

といった発見もあり、興味深かったです。

 

師匠の落語にのんびり身を任せ、ひたすらぼんやりと聴くだけの2時間。会社帰りにこういう時間が持てるって、究極の贅沢かも。

 

柳家花緑