落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

春風亭昇也師匠が自ら語る「四字熟語」をネタに組み込めた奇跡の高座

f:id:hagihara3845:20220708001420j:image

 

前回の記事で、春風亭昇也師匠が、

池袋演芸場の真打披露興行で、

「武助馬」をやった、

ということを書きましたが、その続きです。

 

実はその日のことを昇也師匠本人が、

ご自身のツイッターで言及されてます。

 

リアルタイムでその投稿を読んだものの、

詳細がわからず。

で、それが今回の勉強会のマクラで判明したのです。

 

 

昇也師匠の高座の直前が口上で、

そこで先輩や大師匠が、

それぞれ好きな四字熟語を言ったそうです。

曰く、「大器晩成」「楽屋弁当」「現金主義」「袋とじ」

 

最後だけ熟語じゃないですが。

(これを言ったのは小遊三師匠とのこと)

 

で、「武助馬」を喋っていて、たまたま、

「楽屋弁当」というフレーズが出てきたんだそうです。

これはネタ本来のフレーズ。

ところがこれが大ウケ。

 

何しろ口上で出てきた印象的なフレーズですから。

その瞬間、昇也師匠の脳内が迅速に動き、

他のフレーズも全てセリフに入れ込んで、

爆笑となったらしいです。

咄嗟にこういうのができるというのが、

素晴らしい。

 

昇也師匠って、こういう、

目から鼻に抜けるというんでしょうか、

落語脳が凄く発達してる。

そんな印象を受けるのです。

 

そんな人って、私の中では、あとは立川吉笑さんくらい。

(個人の感想です。言うまでもなく)

 

落語脳の凄さを確認したくて、

昇也師匠の落語を聴きに行く。

そんな感じなんですよね。

 

ちなみに、小痴楽師匠の場合は、

師匠のやんちゃな部分を確認したくて、

聴きに行く。

 

そんな落語家が増えるのは楽しい。

楽しいけれど、お金がああ。

 

と.ここまで書くのに約13分。

これをちょっとでも短くできると、

ブログ更新がもう少し頻繁になるのではないか。と。

 

#春風亭昇也