落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

「志らくが決める!昇進査定」でらくまん、志らぴーの存在を知る。

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先日、「志らくが決める!昇進査定」を見に行きました。

立川志らく師匠が、自分の弟子である前座2名の昇進を審査する、というものです。

 

立川流の昇進審査といえば、談志が元気な頃は、落語ネタや歌舞音曲など「これだけ覚えなさい」という数値目標があり、それがクリアできてるかどうか談志本人が直接テストする。というものでした。

ドキュメンタリー番組などで、見た記憶があります。

 

談志亡き後、どうなっているのか。

詳しいことを私は知らないのですが、

志らく師匠に関しては、

こういう公開式の審査を、

弟子相手に行ってるんですね。

 

この辺、漫画「あかね噺」の第一回を思い出しました。

漫画の方は真打昇進査定でしたし、師匠の兄弟子たちも審査側にいましたけどね。

志らく師匠だけでなく談春師匠も審査員にいる、みたいな感じ)

 

今回の審査対象は、

立川らくまんさんと立川志らぴーさん。

 

事前にテスト対象となる演目を師匠から言われてまして、それも含め2席、喋ります。

 

らくまんさんは「片棒」、

志らぴーさんは「お化け長屋」が

テストの演目です。

 

他に、らくまんさん「浮世床」、志らぴーさん「太鼓腹」

そして最後に、志らく師匠の講評。

 

お二人の高座を聴いていて、普通にうまいと思いましたし、片棒もお化け長屋も、そもそも前座のネタではないですよね。

 

ですので当然昇進だろうと思ってはいましたが、予想通り、お二人とも昇進でした。

 

この会の一番の聴きどころは、志らく師匠の講評ですね。

なぜこの弟子にこのネタをやらせたのか。

非常にきっちりとした解説があり、大いに納得。言葉で説明する、というのは談志の遺伝子だと思います。

 

こういう公開審査、面白い。

見ていて応援したくなりますよ。

というわけで、立川らくまんさん、

今後は応援したいと思います。

#立川志らく

#立川らくまん

#立川志らぴー