落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

ようやく見ました、「二つ目物語」

f:id:hagihara3845:20220713232144j:image

 

先日、見に行きました、「二つ目物語」。

林家しん平監督作品。

短編3本で構成されているオムニバス形式の

映画です。

 

セリフのある出演者は全員落語家。

思いがけない役をあの人が!

という発見も楽しい。

(もっとも、中にはよく存じ上げない方も)

 

タイトルからして、

二つ目という、真打になる手前の

若い落語家さんたちが主役。

実にこの、落語好きにはたまらない作品です。

 

その分、落語にあまり興味のない人は、

どのくらい楽しめるかなあ。

とちょっと不安。

ま、興味ない人はそもそも見ないでしょうけど。

 

印象的だったのは、

・春風亭一花さんの怪演が素晴らしい。

 最初、誰かわかりませんでした。

柳亭市馬会長の声はいいなあ。

 複数の会話シーンでひときわ耳に残ります。

落語芸術協会から唯一参加の瀧川鯉昇師匠。

 見事な芝居でした。

・金原亭杏寿さんは、予備知識がなかったら普通の役者と思いそう。そのくらい華があります。落語家になる前に朝ドラ「純と愛」に出演していたそうです(落語家になってからも「ちむどんどん」に出演してます)から、当然の感想かも。

 

ところでこの映画、都内では池袋のシネマ・ロサにて、1日1回のみの上映。

今週木曜日、あ、明日だ、までだそうです。

 

シネマ・ロサといえば、「カメラを止めるな!」を最初に上映した映画館のひとつ。

「二つ目物語」も2度ほど公開期間が伸びたらしいですが、さすがに「カメ止め」ほどのブームにはならなかったかあ。

 

#林家しん平

#春風亭一花

#金原亭杏寿

#瀧川鯉昇