落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

発売開始5時間でチケット完売した落語会で昇さんの新作に驚く

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東京新聞が主催する落語会「日比谷らくご倶楽部」。

 

二つ目が3人ずつ3グループで出演するというもので、今月は三遊亭わん丈さん、春風亭昇りんさん、昔昔亭昇さんのグループ。

 

前売り券発売5時間で、完売したんだそうです。凄すぎる、、、

 

わん丈さんがいきなり「寿限無」を尾崎豊の替え歌で歌いだして、びっくりしました。
その後の「幾代餅」も、随所に工夫がしてあって大変良かったです。

 

二人目の昇りんさんは、新作落語「ブーケのゆくえ」。もしかしたらありそうな設定がだんだんと歪んでいく過程で大いに笑いました。

新作、面白いなあ。
と思いつつ、最後の昇さんも新作とのことでふむふむと思っていたら、これがまあ、凄い噺でした。

 

噺に入る前に、昇さんが「お客さんは落語家が出す点をつなげて線にしてくださいね」的なことをおっしゃっていたのですが、まさにそんな噺です。聞き終わった今、頭の中で反芻してます。

 

七夕の話で、別々の場所で起きていることが最終的にひとつになる話、なんです。たぶんそうです。ただ、いろいろわからないところもありまして、そこはおそらく、聞き手が想像力で埋めるんだろうなあ。

 

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新作落語というより実験落語、なのかも。
こんな経験、なかなかできないぞ。

 

という気持ちです。

持ち時間がたっぷりある、こういう落語会だからできることなんでしょうね。堪能させていただきました。

 

#三遊亭わん丈

#春風亭昇りん

#昔昔亭昇さん