落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

幇間腹かたいこ腹か問題

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ツイッターから落語会情報を得ることが多くなりました。

それはつまり、落語家さんご本人のツイートを見る機会も増えている、というわけで。

 

落語家さんのツイート、面白いのが多いです。

自分の会の宣伝だけでなく、いろんな話題が出てきます。

 

そんな中、今朝見つけて「面白い!」と思ったのが、立川寸志さんのツイート。

 

以下、ざっくり概要を書きますが、

 

幇間腹をやりました」という寸志さんのツイートに対して、ファンの人から、

「たいこ腹、幇間腹、正しいのは前者ですか?」という質問が。

 

寸志さん曰く、

もともと楽屋の根多帳につけていた符丁であり、瞬間的に内容がわかる「幇間」の方が妥当。

しかし、最近はネタ出ししたりロビーなどに貼り出すことも増えたので、外部にはわかりやすい「たいこ」が親切で良いという考えも出てきたのだろう。幇間を読めない人もいるだろうし。

 

とのことで、思わずガッテンしてしまいました。

 

さらに立川流では、店舗を構えないお店は「屋」でなく「や」表記にするのだそうです。

したがって、「道具や」「かぼちゃや」になる。

立川流の楽屋では、とのことですが。

(この話は私がツイッターで寸志さんに質問し、答えていただきました)

(寸志さんの説明が面白くて思わず横からツイートしてしまったんですよね)

 

というわけで、今回の話のポイントは、

1 立川寸志さんの話は理論的でとても面白い。

2 楽屋の内と外で異なることがあるらしい。

3 流派によっても異なることがあるらしい。

4 こちらが思っている以上にプロの行動には理由がある。

 

寸志さんの落語と落語分析、配信では見たことがありますが、これはますますもって生寸志に行かなくちゃ。と思った朝でした。

 

#幇間腹

#立川寸志