落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

花緑師匠と祖父小さん師匠の落語対談が面白い

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昨日8月31日は、深川落語倶楽部でした。

林家時蔵師匠プロデュースのこの落語会、

落語協会のすごいメンバーが毎回出演するんですが、その割にのんびりゆっくりした空気が客席に流れていて、それがとてもいいのです。

出演者のマクラも、いつもより長めではないかしら。

 

昨日も、即席釈台の作り方を喋った柳家喬太郎師匠のマクラも面白かったんですが、非常に印象的だったのが、柳家花緑師匠のマクラ。

 

師匠であり祖父でもある先代柳家小さんと、

落語に関する対談をしていたそうで、

そこで語られた、小さんの「ちりとてちん芸談が、とても興味深い。

 

この噺、最後に腐った豆腐を食べるシーンが出てくるんですが、食べる男は、いやいや食べてるわけではなく、ご隠居との今後の付き合いを考えて、わかっていて食べてるんだそうです。

そしてこの男、嫌な男だけど正直である。

 

という話を、孫である花緑師匠に初めて語ったそうです。

 

この対談、本になってないのかなあ。

 

#柳家花緑

#柳家小さん