落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

「好楽イズム」で兼好師匠の新作とぽん太さんの古典を堪能した夜

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ややや。

10日以上更新してない!

やはり、落語会帰りの地下鉄で更新しなきゃダメなのかしら。土日にまとめて、というのは難しいなあ。

 

というわけで、落語会の帰りに書いてます。

本日見に行ったのは、「好楽イズム」。

三遊亭好楽のお弟子さん4人の会で、好楽師匠が出演するわけではありません。

 

明るい高座で大人気の兼好師匠。

顔はゴツいけれど噺は面白い好の助師匠。

もうすぐ真打に昇進するとむさん。

名前は可愛いけど本寸法の古典のぽん太さん。

実に個性的なメンバーです。

 

今回、特に印象的だったのは、兼好師匠とぽん太さん。

 

兼好師匠、新作落語もなさるんですね。

左甚五郎の末裔と雪舟の末裔によって作られたネズミが本物のネズミになって、という噺。

猫も出てくるんですが、その動きが可愛くて、

そしてそれを抱っこする飼い主の動きも絶妙で、「すごく稽古してる?」と衝撃的でした。

新作落語ということで演目不明です)

 

ぽん太さんはトリで、「鼠穴」。

これが実に見事でした。直前が、兼好師匠の爆笑新作ですよ。その空気をガラリと変えて、あのなんとも怖い噺の世界へ。かなりの力量をお持ちなのでは、ぽん太という名前とギャップありすぎなのでは、と思いながら聴いておりました。

 

開演前後に4人のトークもありかなり楽しい会でしたが、一番びっくりしたのは、前回よりもお客さんが減っているらしい、という事実。

こんなにいい会なのに、なぜ?

そもそも、そんなに広い会場ではないのです。

キャパ60人くらい。

そこをゆったり使ってましたからねえ。

次回はもう少し、増えてほしいなあ。

だからといって、チケットが取れなくなっては困るんですけどね。