COREDO落語会で印象的だった圓太郎師匠「かんしゃく」
評論家の山本益博さんが、かつての東横落語会をイメージしてプロデュースしているという「COREDO落語会」。今夜も贅沢な顔ぶれでした。まあ、その分、落語会にしては高めの値段設定なんですけどね。
一之輔師匠は安定の面白さ。
小痴楽師匠は今回も威勢がいいなあ。
そしてもちろんトリの権太楼師匠の「百年目」が素晴らしい。番頭の「行かなきゃよかったなあ」と悔やむシーンに、思わず感情移入してました。ちょっとだけ気になったのは、旦那が「萎縮」という単語を使ったこと。萎縮っていつごろできた単語なのかなあ。
そんな中、予想外に、と書いては大変失礼ながら、圓太郎師匠の「かんしゃく」がとてもよかったです。かんしゃくを起こす旦那と、それについていけず実家に戻る奥さん。それぞれがきちんと描かれていて、いいんですよ。特に、ひたすら怒っている旦那を描写して、あれだけ笑いが取れるのが凄い。この噺を小三治師匠に稽古してもらおうとするマクラから、面白い。
圓太郎師匠を聴くのは今回で3度目(のはず)ですが、もっと聴かなくちゃ、と思ったのでした。
そんなわけで、圓太郎師匠は出演しませんが、次回のCOREDO落語会チケットも仲入りの時に購入。最初のうちは手ぬぐいを購入する行列に並んでました。そこはもう少し、アナウンスしてほしいなあ。買えたからいいんですけど。
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