落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

2022-06-05から1日間の記事一覧

『小三治の落語』は小三治入門としても芸談の本としても素晴らしい。

広瀬和生さん。 個人的にいま、最も信頼している落語評論家です。 その広瀬さんの文庫新刊『小三治の落語』が出てると知り合いに教えてもらい読み出したんですが、予想通りとても面白かった。 小三治師匠のネタを広瀬さんが分析し、世に出回っているCDやDVD…

柳家花緑師匠の「中村仲蔵」はこんな時こそ聴きたい噺だった!

昨日のCOREDO落語会の余韻に、まだ浸っております。 桃月庵白酒師匠の「松曳き」、柳家権太楼師匠の「唐茄子屋政談」、いずれも素晴らしかったんですが、特に印象に残っているのは柳家花緑師匠の「中村仲蔵」。 先月の師匠の独演会で、この噺に言及されてま…