落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

桃月庵白酒師匠は目が離せない落語家さんだった。

今夜、亀有で行われたピーチスワン落語会。

説明は野暮ですが、桃月庵白酒の桃と、

三遊亭白鳥の白鳥にかけたタイトルですね。

 

白鳥師匠のことはひとつ前の記事に書いたので、こちらでは白酒師匠のことを。

 

昨年末の週刊文春が落語特集をしてまして、

その中で、評論家の広瀬和生さんが

「いま聞くべき落語家」と絶賛していた一人が、桃月庵白酒師匠なんです。

それ以来、気になってたんですよねえ。

 

これまでも寄席などで聞いてるはずですが、2席をみっちり聴くのは、今回が初めて。

 

ネタは、「幾代餅」と「代書屋」でした。

何よりびっくりしたのは、「幾代餅」が爆笑落語になっているところ。

吉原を舞台にした人情噺のはずなんですが、次から次へとくすぐりを連打するので、ひたすら笑ってました。

 

この噺をここまで変化させる、チャレンジ精神が素晴らしいなあ。

師匠は見た目もふんわりしてるので、つい油断しちゃうんですよねえ。

 

古典落語をどういう風に変えていくのか。

確かに、目が離せない落語家さんだわ。