30回記念! COREDO落語会でかつての東横落語会を思い出した。
昔、東横落語会という会がありました。
渋谷駅に隣接する東急百貨店にあった東横劇場、そこで毎月開催されてました。
最終回が1985年ということで、当時大学生だった私はギリギリ間に合った世代。学生なのでそこまでお金に余裕がありませんでしたが、それでも時々行ってました。
落語超初心者だった当時の私でも、「この会はなんか違うぞ」と感じてました。
なにしろ、三遊亭圓生、柳家小さん、金原亭場生がレギュラーで(生の圓生には私、間に合ってませんが)、そこに若手で人気の噺家たちが入ってくるわけですから、面白くないわけがない。
レギュラー制を取っていだというのが、他の落語会と大きく異なるところだと思います。
その会の企画委員のメンバーだったのが、山本益博さん。料理評論家としても有名ですが、私の中では落語評論の人です。
その山本さんが「東横落語会をお手本にレギュラー制を敷きながら、質の高い落語会」を目指して始めたのが、「COREDO落語会」。
東京日本橋にCOREDO室町という商業エリアがありまして、そこに入っている日本橋三井ホールで2014年に始まりました。
最近になってしばしばこの会のことを目にしていたのですが、東横落語会と同じくレギュラー制というコンセプトで行なっている、しかも山本益博さんがプロデューサーであると知り、これは行かねばと思ったのです。
タイミングよくと申しましょうか、今回がちょうど30回記念。昼夜2部制で、私が行ったのは昼の部。
私はここから聴き始めることになります。
この会、今後もずっと続いていくはずなので、今後はできるだけいくつもりです。
ちなみに今回聴いたのは、
林家たま平 たいこ腹
桃月庵白酒 松曳き
仲入り
柳家権太楼 唐茄子屋政談
白酒師匠で大いに笑いました。「ざっくばらん」を「バックギャモン」と聴き間違えるくすぐり、声出して笑ったなあ。
そして普通の会だったら最後に出てくるであろう大ネタ、「中村仲蔵」。
その後に「唐茄子屋政談」、しかも権太楼師匠なんですから、この会の凄さがわかります。
あ、花緑師匠の「中村仲蔵」は感想を改めて書きます。そのくらいよかったんです。
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