落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

立川こしら師匠、新宿末廣亭に出演という瞬間を目撃!

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先週金曜日22日の、

柳家喬太郎師匠の独演会は

午後2時から4時半まで。

 

その後、すぐ近くの新宿末廣亭に向かいました。

柳亭小痴楽師匠が、夜の部の主任なのです。

夜の部スタートが5時前。ぴったりの時間です。

 

小痴楽師匠の時は、毎回、ゲスト枠というのがありまして、師匠自ら声をかけて、立川流や円楽一門の人たちが出演します。

 

この日のゲストは、立川こしら師匠。

 

先日、広瀬和生さんの『落語の目利き』を読んで一番強く思ったのが、こしら師匠の落語を聴かなきゃ! ということ。

 

というわけで、7月4日のこしら師匠の落語会に行きまして、「千早振る」に衝撃を受けました。

 

で、こしら師匠がゲストで小痴楽師匠がトリをとるこの日に行かなくちゃ。と思ったわけです。

 

基本的に、寄席に出ない立川一門。

その中でも自由人・こしら師匠が末廣亭に出るという、歴史的な瞬間を目にしようと思いまして。

 

こしら師匠がご自身のYouTubeでおっしゃっていましたが、寄席の出演時間だけでなく、寄席に出るまでの一連の流れがイベント。

 

具体的には、YouTubeでの小痴楽師匠との対談や、柳亭信楽さん(小痴楽師匠の弟弟子)に学ぶ寄席の作法など。これらの動画も、今回の寄席出演のイベントなんですよね。

 

こういう発想がとても面白いし、他のエンタメにも応用できるんじゃないの、と思ったのでした。

 

で、末廣亭本番。

 

こしら師匠はマクラ長めで、ホテル暮らしの話から「干物箱」へ。落語本編は7分(と小痴楽師匠が後で言ってました)。

登場人物たちが噺の構造をわかっているメタな落語で、やはり面白いなあ。

 

小痴楽師匠は「大工調べ」。

師匠のこのネタ、たぶん3回目くらい。

棟梁の啖呵が、師匠に合ってると思うんですよねえ。

 

というわけで、楽しい会でした。

 

#柳亭小痴楽

 

#立川こしら