落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

落協と芸協、トリの持ち時間が違うんですって。

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先ほど、朝日新聞の石井徹也さんの記事のことを書きました。

「演芸初心者は芸協の寄席から始めた方が良い」

という締めの言葉、私も同感なんですが、この記事で、石井さんが興味深い事を書かれてます。

 

落語協会は、トリの持ち時間が30分。

これに対して、落語芸術協会は20分前後。

 

最近、落語協会の寄席には行ってないので気づきませんでしたが、そうだったのか!

 

トリですら20分前後の持ち時間しかないから、

芸協の噺家は「どんな噺でも25分以内で演じる技術」を身につけざるを得ない。

 

その結果、トリでなくても大ネタをかけることができるので、さまざまな古典を演じられる。

 

その結果、「演芸のヴァラエティショー」という「寄席本来のあり方」を楽しめる特徴がある、というのが石井さんの趣旨です。

 

なるほどなあ! と思った次第です。

持ち時間が二つの協会のカラーに大きく関わっている。

興味深いです。

 

 

写真は、落語芸術協会を創設した、

六代目春風亭柳橋です。