落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

江戸家猫八『兵隊暮らしとピカドン』を読む

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江戸家小猫さんが、来年2023年春に猫八を襲名することが発表されましたね。

 

その小猫さんのおじいさん、三代目江戸家猫八さんのご著書『兵隊暮らしとピカドン』を読みました。

 

猫八さんの兵隊時代の話です。

本当にちょっとしたタイミングで死なずにすんだ、そんなシーンが何度か出てきます。

戦争とはそういうものなんでしょう。

 

そして8月6日。広島で被爆

これも、あわや即死だったかも、という状況だったようです。

本書の終わりの方で、量もそんなにはないのですが、強烈な印象を残します。

 

戦後、テレビや寄席で活躍されますが、

体調不良でご苦労されたとのこと。

(という話まではこの本には出てきませんが)

 

古川ロッパ氏との手紙のやりとりが出てきて、師弟愛を感じます。

 

江戸家猫八