落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

春風亭昇輔さんの会は、「これぞ若手の勉強会!」でした。

f:id:hagihara3845:20221209230512j:image

「無何有」と書いて「むかう」と読みます。

新宿にあるフリースペース。

若手落語家さんの会として、よく使われてるようです。チラシによく載ってるんですよ。

 

というわけで気にはなっていたのですが、今夜初めて行けました。春風亭昇輔さんの勉強会「みちくさサーカス」。

 

椿らい堂さんと私の二人でやってるポッドキャスト「おあとがよろしいようで」に、先日、講談師の神田桜子さんとゲスト出演してくださいました。そんなこともあり、この勉強会、行きたいなあと思っていたのです。

 

しかし、今週はすでに落語会に2度行ってるしなあ、それに前日に作家さんとの打ち合わせがあるからこの日は残業しないとなあ。

 

と思っていたら、その作家さんとの打ち合わせが急遽延期になりまして。

これは運命だ! と勝手に思い、昇輔さんのこの会に行くことに。落語会週3は明らかに行き過ぎですが、まあ、いいや。

 

で、結論から言いますと、行ってよかったわあ、この会。とても楽しかったです。

 

落語三席がどれも面白かった、というのはもちろんあるんですが、「これぞ若手の勉強会」という気がして、途中から楽しくなったんですよね。

 

たっぷりのマクラで、師匠たちとのエピソードを語り、この噺をなぜしばらくやってないのかという理由を語り。   

それがまず、楽しい。勉強会っぽいじゃないですか。

 

途中でびっくりしたのは、小さなノートを取り出して、9月のご自身の高座を振り返りだしたこと。この日のネタはどうだった、どういうメンタルだった、というのを自ら解説するのです。こういうの、大好き。

 

昇輔さんは、落語に加えて自分のドキュメンタリーを語っているのですね。

 

こんなことができるのは自分の勉強会だからこそだし、成長過程にある若手のドキュメンタリーだからこそ、面白い。

 

というわけで、これぞ若手の勉強会! と思ったのでした。客席と高座が近く、そしてお客さんが昇輔さんを受け入れている空気感があって、そこも素晴らしいなあ、と思ったのでした。あ、受付から何から全て一人でやっていて、出囃子もスマホで流してそれを高座で止めるという完全なるワンオペ。それも、見ていて面白い。やってる方は大変だと思いますが。

 

昇輔の声の良さを、改めて感じた会でもありました。

 

とベタ褒めしてますが、次回1月13日は既に別の落語会のチケットを買ってるので行けません。残念。2月は行きたいなあ。

 

あ、そうそう、この落語会、始まる前に晩御飯食べとかないと。19時半スタートで、中入り込みで終演が21時55分。晩御飯を食べてなかったのだけが失敗でした。

 

 

幾代餅

帰省中(新作)

中入り

長短

 

#春風亭昇輔