落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

春風亭昇也師匠の「芝浜」はいいねえ!

f:id:hagihara3845:20221211201055j:image

 

昨日12月10日は、浅草演芸ホールに行ってました。春風亭昇也さん初主任興行なのです。

 

今年5月に真打になった昇也師匠が早くもトリをとるとのことで、これは行かねば、と思ったのです。

 

小痴楽師匠、鯉八師匠、A太郎師匠ら、成金メンバーも多数出演。豪華です。

 

あ、そうそう、A太郎師匠は今も撮影タイムがあるんですね。というわけで、その一枚。

 

f:id:hagihara3845:20221211200653j:image

 

もう少し早く行くつもりだったのですが、結果的に、千秋楽に行くことに。

そのおかげで、昇也師匠の「芝浜」が聴けました。つい先日、立川談春師匠の芝浜を聴いたところなので、両者の違いもわかり、さらに興味深いなあ、と。

 

昇也師匠の魅力のひとつは、独特の軽さと明るさにあると思ってます。

 

昇也師匠の芝浜も、いい感じに軽くて明るいんです。サクサクっと聴けて、あと味がとても良い。胃もたれしない、と申しましょうか。

 

晦日の夫婦の会話が、いいんですよ。

 

かみさんに騙されていたことを知った旦那がかみさんに怒るクライマックスシーンなんですが、昇也師匠は怒らない。すぐに許して、「ありがとう」と伝える。

 

この流れが、違和感がないのです。今の時代にピタリと合っている、と言いましょうか。

これは、昇也師匠のキャラクターだから出せる味わい、という気がします。

 

ご自身のキャラクターに合った、そして時代にも合った、いい芝浜が聴けました。

 

春風亭昇也

#芝浜

 

f:id:hagihara3845:20221211200535j:image