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定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

全国若手落語家選手権予選その3で春風亭一花さんの厩火事を楽しむ

 

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行ってきました、全国若手落語家選手権。

その予選3回目。

 

1回目はリアルタイムで観てないんですが、三遊亭わん丈さんが勝者。

2回目の勝者は、立川吉笑さん。

そして今夜の勝者の合計3人で、来年2月の本戦を戦います。

 

結論から先に書いときます。

今夜の勝者は、春風亭一花さん。

私も彼女に投票しました。

 

率直に言って、一花さんか、中入り前の三遊亭ぐんまさん、どちらかだろうと思ってました。

 

他の3人は、順番が悪かったという気がします。M1も、順番が大事でしょ。

 

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ぐんまさんは新作で、場内爆笑でした。

一方、一花さんは古典の厩火事をきっちりと、しかしところどころ新しいくすぐりや解釈を入れて、楽しく演じてました。サゲはオリジナルっぽいです。いつものサゲになっても終わらないので、ちょっとびっくり。

 

おかみさんの、自分でも訳のわからない言動を可愛らしく演じている一花さんが僅差で支持を得るんじゃないかしら。女性が女性を演じる強みだなあ。中入りで空気が変わるのも、ぐんまさんには不利だよなあ。と予想してました。

 

興味深かったのは、審査員の古今亭志ん輔師匠が「自分はぐんまに入れた」と発言されたこと。あえての発言だと思います。面白い。そして、プロから見ると、そうなのか、という点も興味深い。

 

さて、そういうわけで、勝ち残ったのはわん丈さん、吉笑さん、一花さん。結果的に、気になってる二つ目さんばかりじゃないですか。

 

この選手権、投票方法がどうもしっくりきてなくて(自分のファンをごっそり連れてきたら勝ちますよね)、本選は見なくてもいいや、という気分になってたんですが、この3人が見られるんだったら、行こうかなあ。

 

悩んでます。

 

#春風亭一花

#三遊亭ぐんま

古今亭志ん輔

#全国若手落語家選手権