落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

志の輔らくごで改めて志の輔師匠の凄さを体感する

f:id:hagihara3845:20230113220340j:image

 

今夜はパルコ劇場にて、「志の輔らくご」でした。とにかくチケットが取りにくいと評判の会です。458席を1カ月満席にするんだから、立川志の輔師匠の集客力は本当に凄い。

 

幸いなことに昨年に続いて今年も、見に行くことが出来ました。

 

公演は始まったばかりで月末まで続くので、演目を書いていいのかどうか、悩みます。ツイッターで検索するとすぐにわかるんですけどね。

 

とりあえず、今日は伏せておきます。

 

というわけで、ネタのことを書かずに書けることを2点だけ。

 

ひとつ目。劇場という空間を見事に使ってるなあ。

 

以前の「志の輔らくご」で「歓喜の歌」を見た時、終わった途端にステージで合唱が始まってびっくりしたことがあります(再演の時だから2007年かな)。今回も途中で、落語でないものが始まります。というこのネタも再演らしいので、志の輔らくごに詳しい人には「あれか?」とバレちゃうかも。

 

二つ目。最後の古典落語がとにかく素晴らしかった。笑いの中に緊張もあり、なんだろう、表現として古すぎるけれど、まさにドラマを見てるみたいでした。1時間の長さを感じさせません。主人公が自分のしたことを何度も後悔するシーンがあるんですが、これって誰もが共感すると思うんですよね。これぞ、人間の業の肯定。それをサラッと見せるんだから、やっぱり凄い人だわ。

 

最後にカーテンコールがありまして、吉例の三本締め。今年はきっといいことがあるに違いない、という気分になれます。

 

というわけで、満足と興奮の3時間でした。

 

#立川志の輔