志の輔らくごで改めて志の輔師匠の凄さを体感する
今夜はパルコ劇場にて、「志の輔らくご」でした。とにかくチケットが取りにくいと評判の会です。458席を1カ月満席にするんだから、立川志の輔師匠の集客力は本当に凄い。
幸いなことに昨年に続いて今年も、見に行くことが出来ました。
公演は始まったばかりで月末まで続くので、演目を書いていいのかどうか、悩みます。ツイッターで検索するとすぐにわかるんですけどね。
とりあえず、今日は伏せておきます。
というわけで、ネタのことを書かずに書けることを2点だけ。
ひとつ目。劇場という空間を見事に使ってるなあ。
以前の「志の輔らくご」で「歓喜の歌」を見た時、終わった途端にステージで合唱が始まってびっくりしたことがあります(再演の時だから2007年かな)。今回も途中で、落語でないものが始まります。というこのネタも再演らしいので、志の輔らくごに詳しい人には「あれか?」とバレちゃうかも。
二つ目。最後の古典落語がとにかく素晴らしかった。笑いの中に緊張もあり、なんだろう、表現として古すぎるけれど、まさにドラマを見てるみたいでした。1時間の長さを感じさせません。主人公が自分のしたことを何度も後悔するシーンがあるんですが、これって誰もが共感すると思うんですよね。これぞ、人間の業の肯定。それをサラッと見せるんだから、やっぱり凄い人だわ。
最後にカーテンコールがありまして、吉例の三本締め。今年はきっといいことがあるに違いない、という気分になれます。
というわけで、満足と興奮の3時間でした。