落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

いちか朝枝二人会はお得すぎる会だったなあ。

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今夜は、西新宿のミュージック・テイトで、

いちか朝枝二人会でした。

 

昨年、このお店が行ったクラファンのリターンです。「1日席亭」というリターンがありまして、正確な金額は覚えてませんが、かなりの高額に対する返礼。自分が好きな芸人さんで会がやれるというものです。これって、演芸好きにはたまらないですよね。

 

で、その方が選んだのが講談の田辺いちかさんで、いちかさんが二人会の相手に選んだのが春風亭朝枝さん、とのこと。この組み合わせ、私には「素晴らしい!」としか言いようがありません。というか、そう思う人多数だったようで、満席でした。

 

そんなわけで期待値上げて参加しましたが、それ以上に楽しい会でした。

 

会場が小ぢんまりとしていて(狭いとも言う)、満席ですが50人くらい。マイクなしで全体に声が響きます。講談にはベストな状況かも。

 

いちかさんの2席目は「耳なし芳一」でしたが、客席も固唾を飲んで聴いてました。よかったなあ、あの緊張感。

 

ちなみに最初の「英国密航」はいちかさんの歌も聴ける、お得なお話。

 

朝枝さんの落語は久しぶりに聞きましたが、「茶の湯」は顔芸たっぷり。セリフなしで笑わせるのが凄い。これも、広くない会場だからこそ、顔の表情がきちんと見られたわけで。

 

2席目の「紫檀楼古木」は、初めて聴きました。らお屋が主人公というだけでも、かなり珍しいですよね。

 

というわけで、狭い会場ならではの、貴重な会でした。ありがたやありがたや。

 

この会を聴けたこと、たぶん10年後にもっと、自慢できると思います。その頃、お二人とも今以上の人気になってると思われるので。

 

#田辺いちか

#春風亭朝枝