落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

桂二葉さんが昇太師匠にチャレンジした夜。

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行ってきました、桂二葉チャレンジ。

700席ほどの有楽町朝日ホールが満席でした。

凄いわあ。

 

二葉さんは「金明竹」と「近日むすこ」。

江戸の「金明竹」は江戸の店に上方の人がやってくる、という設定でだから聞き取れないんですが、上方のは上方のお店に上方の人がやってくるんですね。いわば日常を切り取る形。

 

「近日むすこ」は、自分の言い間違いを認めない男が登場します。その男と友達のやり取りがずいぶん長いんですが、これは江戸落語のほうにはないですよね。上方の型なのか、二葉さんの工夫なのか。

 

近日むすこのバカ息子が絶品でした。いいですねえ、二葉さん。

 

仲入り前の春風亭昇太師匠。何をやるのかな新作かな、と思っていたら「茶の湯」でした。茶の湯って、青黄粉とムクの皮という、今となっては説明しづらいものが出てくるのですが、そこはサラッと説明し、それでも爆笑落語になってました。ご隠居ぐ茶の湯を習っていたのが赤ちゃん時代だったとは!

 

サゲを聴いた後ろの女性のお客さんが「なるほど」と納得してました。二葉さんファンの新しいお客さんなのかも。落語のファン層を二葉さん、広げてますね。素晴らしい!

 

二葉チャレンジ、次回は4月でゲストは柳家喬太郎師匠とのこと。これも行かなきゃ。ロビーで次回チケット、販売してくれたら嬉しいんですけど。

 

#桂二葉

#春風亭昇太