落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

桂二葉さんの落語会、盛り上がったなあ。

今日は開始帰りに有楽町に出て、 「桂二葉チャレンジ」を見ました。 二葉(によう)さんといえば、 昨年のNHK新人落語大賞を、 女性として初めて受賞した落語家さん。 上方落語の人ですね。 テレビで見たことはありますが、 生の高座を見るのは、たぶん初め…

これから読みます、立川吉笑さんの落語論と小説

ひやああ。 9月は2回しか更新してないや。 ついつい長めになるので、時間あるときに更新しよう。 そう思った結果が、これなんですよね。 というわけで、今月は短くていいから更新します。ということにします。 と書いてますが、すでに10日経ったのよね。 ミ…

花緑師匠と祖父小さん師匠の落語対談が面白い

昨日8月31日は、深川落語倶楽部でした。 林家時蔵師匠プロデュースのこの落語会、 落語協会のすごいメンバーが毎回出演するんですが、その割にのんびりゆっくりした空気が客席に流れていて、それがとてもいいのです。 出演者のマクラも、いつもより長めでは…

小痴楽師匠、NHKラジオに降臨!

先週の日曜日、8月28日に放送された、 柳亭小痴楽師匠のラジオ番組「小痴楽のシブラジ」。NHKラジオです。 帰省していてちょっと聞けなかったので、聞き逃し配信で改めて聴きました。 いろんな意味で対照的な、立川吉笑さんとの掛け合い、特に他の噺家さんと…

シモキタの夜。いちかさん佑輔さんの会に大満足。

最近気になってる、講談の田辺いちかさん。 古今亭佑輔さんとの二人会が下北沢であるというので、会社帰りに行ってみました。 会社を出る直前に打ち合わせを入れてしまったので5分ほど遅刻。 下北沢駅、出てすぐの会場なので5分ですみました。ありがたい! …

怒涛の1週間だったなあ。

今週は、怒涛の1週間でした。 仕事関係の方が万一見てると いろいろ差し障りがありますので、 詳細は省きますが、 紀伊國屋寄席(新宿の紀伊國屋ホールにて) 日比谷らくご倶楽部(東京新聞ホールにて) 人形町噺し問屋(三遊亭兼好師匠の独演会) かけ橋噺…

ツイッターの凄さを末広亭に関する自分のツイートで感じる

昨日は末広亭に行ったんですが、 鉛筆を持参しなかったため、 演目をメモしないでいたら、 終演後、綺麗に忘れてました。 これはまずい、 ということで、記憶を振り絞って書き出したんですが、まだ埋まらない。 そこで、「空欄、わかる方いませんか」と、 ツ…

末広亭で昇也師匠の「庭蟹」が聴けた土曜の午後。

本日20日は、末広亭昼の部へ。 春風亭昇太師匠が主任でした。 落語系ポッドキャストをいっしょにやってる椿さんと、だったのですが、椿さんと寄席って、初めてだったんじゃないかなあ。 あ、正確には場内で合流しました。 私が30分ほど遅刻したもので。座れ…

神保町で一花さんといちかさんがたっぷり4席

日付け変わって昨日8月19日は、 会社帰りに神保町のらくごカフェへ。 弊社も神保町なので、落語カフェまで徒歩5分ほど。 これはとってもありがたい。 今週は落語会に行きすぎなので、 今夜はどうするかちょっと悩んだんですが、 会社の近くでこの2人が見られ…

春風亭かけ橋さんの独演会に行ってきました。

春風亭かけ橋さん。 今年2022年7月に、二つ目に昇進しました。 かつて落語協会で二つ目になったんですが、 その後、芸協に移って前座からやり直し、 今回めでたく二つ目になったという、 変わった経歴の落語家さんです。 移籍の詳しい理由などは、知りません…

幇間腹かたいこ腹か問題

ツイッターから落語会情報を得ることが多くなりました。 それはつまり、落語家さんご本人のツイートを見る機会も増えている、というわけで。 落語家さんのツイート、面白いのが多いです。 自分の会の宣伝だけでなく、いろんな話題が出てきます。 そんな中、…

春風亭百栄師匠が気になります。

寄席や落語会のひそかな楽しみは、 「この人いいなあ!」という新たな芸人さんの発見です。 あ、もちろん私にとって、ですよ。 ベテランの噺家さんでも初見の方、まだまだたくさんいらっしゃるわけで。 今回の紀伊國屋寄席、伯山先生やいちかさん、雲助師匠…

神田伯山先生の怪談は本当に怖かった。

今夜は久しぶりの紀伊國屋寄席。 言わずとしれたホール落語の老舗です。紀伊國屋書店新宿本店の紀伊國屋ホールで、毎月開催。 今回で686回ですから、これはもう大変な歴史があるわけで(50年以上!)。 ただ、最近はあまり行けてませんでした。 開演が午後6…

柏で聴いた春風亭昇也師匠の「紺屋高尾」が素晴らしかった

昨日は柏で「春風亭昇也打披露興行」でした。 昇也師匠、柏にお住まいなんですね。 昇々、鯉八、小痴楽各師匠という成金メンバーに、小助六師匠、そしてご本人という豪華なメンバーです。 客席には昇也師匠のお子さんも来ていたそうですが、そんな状況で廓噺…

「厩火事」のサゲ、こういうパターンもあるのか!

大事なことを忘れてました。 春風亭一花さんの「厩火事」。 サゲが通常と異なります。 通常バージョンだと旦那のセリフで終わりますが、一花さんはそのセリフの後も会話が続き、おかみさんのセリフで終わる。 おかみさんの安堵感、 そしてご隠居の話を 結局…

演劇サークルに所属していた春風亭一花さんの唯一苦手だったお仕事

大事なことをすぐに忘れてしまうので、 備忘録として書いておきます。 春風亭一花さん。 立教大学出身というのは知ってましたが、 演劇研究会に所属してたんだそうです。 今夜聴きに行った一花・雛菊二人会で、 「四段目」のマクラで喋ってました。 その研究…

春風亭一花さんの「厩火事」はおかみさんが可愛らしい

最近、女性の落語家が元気です。 特に落語協会の女性が元気なような。 (あくまで個人の感想ですよ) そんな楽協の女性落語家が中心となって、 新しい落語会が始まりました。 「シモキタで女子会」というもの。 メンバー5人による旗揚げ公演は見に行けなかっ…

春風亭一花さんからレスをもらった月曜の夜

新宿道楽亭での、今夜の 春風亭一花・田辺いちか二人会「いちいち」。 感想をもう少し書きます。 道楽亭、けして広い会場ではありません。 お客さん、30人くらいかなあ。 それはつまり、高座と客席が近いということで、独特の臨場感があります。 私が座った…

田辺いちかさんは「朝ドラのヒロイン」だったんだ。

会社帰りに、新宿の道楽亭に行きました。 ここ来るの、久しぶりだなあ。 春風亭一花・田辺いちか二人会「いちいち」 があるのです。 前から気になっている一花さんと、 最近非常に気になるいちかさん。 このお二人の会とあっては、 行かねばならぬ。 (他の…

蝶花楼桃花師匠はうまいなあ。と唸った日曜の朝

さっき5本書いたので今日はおしまい、 と思っていたんですが、 大事なことを忘れてました。 今朝のNHKの「演芸図鑑」。 蝶花楼桃花師匠が出てたんですが、 大変に見事でした。 演目は「権助提灯」。 大店の旦那と奥さんとお妾さん。 そして飯炊きの権助。 4…

末廣亭のクラファン、今こうなってます。

新宿末廣亭に行った話が続いてますが、 今回はこの記事でおしまいです。 クラウドファンディングの件です。 末廣亭が単独で、仲介会社なしで クラウドファンディングを進めてます。 私も参加しまして、そのリターンでチケットと千社札をもらいました。 その…

柳亭明楽さんの「壺算」に衝撃を受けた夜

小痴楽師匠主任の新宿末廣亭。 実は一番インパクトを受けたのは、 柳亭明楽さんでした。 柳亭小痴楽師匠の弟弟子です。 登場人物が、話の筋を知っているという前提で会話が進む「壺算」。 とてもメタ的な構造。 これって柳家小三治師匠の落語論に対する、 ア…

立川こしら師匠、新宿末廣亭に出演という瞬間を目撃!

先週金曜日22日の、 柳家喬太郎師匠の独演会は 午後2時から4時半まで。 その後、すぐ近くの新宿末廣亭に向かいました。 柳亭小痴楽師匠が、夜の部の主任なのです。 夜の部スタートが5時前。ぴったりの時間です。 小痴楽師匠の時は、毎回、ゲスト枠というのが…

柳家喬太郎の独演会でウルトラマン落語

先週の金曜7月22日は、休みをとって終日エンタメ三昧。 映画を観た後、新宿のシアタートップスへ。 こちらで、柳家喬太郎師匠の独演会があるのです。 キャパ100人くらいですかねえ。チケットの前売り開始当日にものの数分で完売したみたい。私、申し込んでみ…

発売開始5時間でチケット完売した落語会で昇さんの新作に驚く

東京新聞が主催する落語会「日比谷らくご倶楽部」。 二つ目が3人ずつ3グループで出演するというもので、今月は三遊亭わん丈さん、春風亭昇りんさん、昔昔亭昇さんのグループ。 前売り券発売5時間で、完売したんだそうです。凄すぎる、、、 わん丈さんがいき…

次回も必ず行きたい勉強会「花緑のタネ」

昨夜は会社帰りに高田馬場。講談でした。 今夜は会社帰りに渋谷。落語です。 柳家花緑師匠の勉強会「花緑のタネ」。 5月下旬に花緑師匠の独演会がありまして、 聴きに行ったのです。 そこで目にしたのが、この勉強会のチラシ。 びっくりしました。 ネタおろ…

高田馬場ばばん場で、神田桜子さんの意外な物真似が聴けた夜

会社帰りに高田馬場へ。 目的地は、今年の1月にできた演芸場、ばばん場。高田馬場駅から歩いて10分ほど。 今年の2月に立川流の落語会がありまして、 それ以来のばばん場です。 2月は大雪だったんですが、今回は雨。 個人的には、傘必須の演芸場になってるな…

ようやく見ました、「二つ目物語」

先日、見に行きました、「二つ目物語」。 林家しん平監督作品。 短編3本で構成されているオムニバス形式の 映画です。 セリフのある出演者は全員落語家。 思いがけない役をあの人が! という発見も楽しい。 (もっとも、中にはよく存じ上げない方も) タイト…

落語家が注目を集める2度のチャンスタイム

先週見に行った、「志らくが決める! 昇進査定」。 前座である立川らくまん、志らぴー両名の、 二つ目昇進公開テストです。 見事に、二名当時合格でしたが、 印象的だったのは志らく師匠の講評。 その中で、「落語家が注目を集める時が生涯に2度ある」という…

「志らくが決める!昇進査定」でらくまん、志らぴーの存在を知る。

先日、「志らくが決める!昇進査定」を見に行きました。 立川志らく師匠が、自分の弟子である前座2名の昇進を審査する、というものです。 立川流の昇進審査といえば、談志が元気な頃は、落語ネタや歌舞音曲など「これだけ覚えなさい」という数値目標があり、…