落語の話はどこからでも始まる

定年間近なサラリーマンが落語のことをあれこれ書きます。

2022-01-01から1年間の記事一覧

田辺いちかさんをもっと聴かなくちゃ、と思った秋葉原の夜

落語家が聴ける秋葉原の小料理屋「やきもち」。 お店の中に高座があって、美味しい料理やお酒を味わいながらプロの落語が楽しめます。 夢のような空間。 小ぢんまりとしたお店なので、高座が近いのも魅力です。 落語家限定ではありません。 先日は講談の田辺…

神田伯山先生もすなる餃子ダイエットをしてみんとてするなり

神田伯山先生のラジオを聴いていたら、 餃子ダイエットの話が出てきました。 餃子は栄養価が高い割に意外にカロリーが高くない。炭水化物も少なめ。 とのことで、意外にもダイエットに向いているらしいのです。 調べてみたら、 「餃子のみを食べるなら12〜13…

伝説の一夜・鈴本演芸場で一之輔が任侠流山動物園

上野鈴本演芸場のキャパは285人。 日付を越えてしまったので一昨日の夜のことになってしまいますが、ツイッターで2022年5月9日の夜の鈴本演芸場の感想をツイートしている人を数えたら、約50人。 複数回つぶやいてる人もいるでしょうし、逆に朝になってからつ…

今更ながら、笑福亭べ瓶さんのYouTubeは面白い!

落語家さんが発信しているYouTube。 落語を実演する動画でなく、落語家たちの対談や企画の動画で、 かなり面白いものもある、という噂は耳にはいってくるのですが、 率直に言って、熱心に見るほうではありませんでした。 桂米助師匠のユーチューブを時々見る…

桂小すみさんの記事をきっかけに、花形演芸大賞のことを調べてみました。

桂小すみさんの記事が、今朝の朝日新聞に出てました。そういえば、昨日の東京新聞にも。 小すみさん、私の記憶では雷門小助六師匠がトリの時に、見たことがあります。三味線と琴を同時に演奏したり、マライア・キャリーの曲を弾いたり。かなりインパクトのあ…

特筆すべきは喬太郎師匠の「牡丹灯籠発端」➖深川落語倶楽部の話

先日見に行った深川落語倶楽部。4月26日ですね。 このブログには場所とメンバーが良かった、と書いただけなので、感想も少し。 出演者が豪華で楽しい会でした。 この一言に尽きるんですが、 例えば、春風亭一之輔師匠。 少しばかりの狂気を感じさせる「野ざ…

深川落語倶楽部って、かつての東横落語会のようだなあ。

今夜は、錦糸町にて深川落語倶楽部。 林家時蔵師匠プロデュースの会でして、 これまでは江戸東京博物館のホールで開催してましたが、現在、江戸東京博物館は改修工事のため、休館中。2025年までって、なかなか長期であります。 で、そのため今回から錦糸町(…

『桂馬の高跳び』のニ代目山陽先生の若旦那ぶりが半端ない

最近読んだ『桂馬の高跳び』、かなり面白かったです。二代目神田山陽先生の一代記。 この方、2000年に亡くなったのですが、私、かろうじて間に合っていて、国立演芸場の舞台を見に行ってます。その時で、80歳は越えていたと思います。 二代目山陽といえば今…

神田連雀亭で若手3人の高座。五百円でいいんですか!

神田連雀亭のワンコイン寄席。文字通り五百円玉1枚で、若手3人の高座を楽しめます。いいんですかね。かなりお得な気がします。 お得なんですが、土曜の午前。どのくらいお客さんいるのかしら、と思っていたら、ツバナレしていてちょっと驚きました。土曜の朝…

秋葉原やきもちの落語会でお座敷遊びを勉強しました。

昨夜は亀有で「落語と花街艶っぽナイト」を見ました。 秋葉原の落語と小料理のお店「やきもち」主催のイベントです。「やきもち」、いいお店なんですよ。美味しいご飯とお酒(私は飲めませんが)を楽しみながら、至近距離で落語が楽しめる。 その「やきもち…

「ひらばのひと」が面白い!

少年ジャンプ連載中の「あかね噺」。 単行本にまとまるのが楽しみです。 演芸をテーマにした漫画には、 「ひらばのひと」もあります。 こちらが描いてるのは、講談の世界。 今、2巻まで出てます。 主人公は、前座の泉太郎なのか、 姉弟子の泉花なのか。 表紙…

情熱大陸の桂宮治師匠でびっくりしたシーン

先週4月10日の情熱大陸、 録画してたのをようやく見ました。 桂宮治師匠の特集。 末広亭でトリをとった時の映像も出てきますが、あれはコロナ復帰の初日かしら。 偶然、あの場にいたんですよね、私。 携帯カイロを入り口で師匠からもらいました。 あれはびっ…

江戸家猫八『兵隊暮らしとピカドン』を読む

江戸家小猫さんが、来年2023年春に猫八を襲名することが発表されましたね。 その小猫さんのおじいさん、三代目江戸家猫八さんのご著書『兵隊暮らしとピカドン』を読みました。 猫八さんの兵隊時代の話です。 本当にちょっとしたタイミングで死なずにすんだ、…

柳家喬太郎師匠のかっこいいセリフ

「演芸図鑑」という番組があります。 NHKの演芸番組で、落語家がホストを務め、 色物と落語を一席ずつ、 その後にホストとゲストの対談。 というのが基本パターンのようです。 ホストは基本的に1か月交代で、 最終週に自身も落語をするみたい。 日曜の朝5時1…

柳亭小痴楽師匠の落語を秋葉原の小料理屋で楽しむ

今夜は会社帰りに、 秋葉原の小料理屋「やきもち」へ。 美味しい料理とお酒(私は呑めませんが)を楽しみつつ落語が聴けるという、夢のような空間です。 今夜は柳亭小痴楽師匠でした。 ネタは、「写真の仇討ち」と「天災」 「写真の仇討ち」は小痴楽師匠ご本…

落語教育委員会で感じた兼好師匠の声の良さ

先週、中野で「落語教育委員会」を見ました。 三遊亭歌武蔵、 柳家喬太郎、 三遊亭兼好、 3人の師匠による落語会。 かなり贅沢なメンバーですよね。 この3人で、冒頭にコントもあります。 今回は、喬太郎師匠が出ていたTBSドラマのパロディ。 このメンバーで…

桂米團治師匠と柳家花緑師匠の対談

昨夜の柳家花緑独演会at新宿末廣亭。 お目当ては師匠の「妾馬 全編」でしたが、 特別ゲストが桂米團治師匠、というのも楽しみで、期待以上に素晴らしかったなあ。 米團治師匠のネタは「はてなの茶碗」。 噺そのものがよくできていて、物の値段とはなんだろう…

行けてよかったなあ、柳家花緑独演会

今日は新宿末廣亭で、柳家花緑独演会。 面白かったなあ。 特別ゲストが桂米團治師匠。 そして三遊亭兼好師匠、林家あずみさん。 豪華です。 人間国宝の孫と息子対談も良かったですが、何より、「妾馬」全編が素晴らしかった。 1時間近い長さを感じさせません…

桃月庵白酒師匠は目が離せない落語家さんだった。

今夜、亀有で行われたピーチスワン落語会。 説明は野暮ですが、桃月庵白酒の桃と、 三遊亭白鳥の白鳥にかけたタイトルですね。 白鳥師匠のことはひとつ前の記事に書いたので、こちらでは白酒師匠のことを。 昨年末の週刊文春が落語特集をしてまして、 その中…

三遊亭白鳥師匠はまた聴きに行きたくなる。

今夜は亀有にて、 ピーチスワン落語会。 三遊亭白鳥と桃月庵白酒の二人会です。 二人の落語が2席ずつ聴ける、贅沢な会。 まずは白鳥師匠の感想です。 白鳥師匠は2作とも新作。 どちらも発想が素晴らしいですが、 特に、江戸落語にムーミンの世界観が入り込ん…

芝浜。落語と歌舞伎はここが違う!

歌舞伎座で今月、「芝浜革財布」『しばはまのかわざいふ)をやってます。 主役の政五郎を演じるのは、 尾上菊五郎丈。 言わずと知れた、落語ネタです。 先日、見に行くことができたので、 落語との違いを備忘録風にまとめておきます。 一人で全て行う落語と…

小痴楽師匠、映画版「99.9」に出てますよ。

先日、映画版の「99.9」を見に行きました。 たしか昨年末に公開した作品ですから、 そろそろ終わるんじゃないですかね。 テレビドラマは全く見てなかったので、 行くつもりはなかったんです。 しかし、急遽、行くことに。 柳亭小痴楽師匠が出演してる、 とツ…

柳家花緑師匠が素人ポッドキャストに降臨!

このブログには初めて書きますが(ん? そのはず)、ポッドキャストをやってます。 「おあとがよろしいようで」というタイトルでして、そこからおわかりのとおり、テーマは落語。 落語好きのおじさん二人が、無責任にパーパー喋ってます。 声をかけてくれた…

楽しみだなあ、今月の末広亭余一会。

新宿末広亭、3月の余一会は 柳家花緑師匠の独演会。 というのを2月の半ばに知って、 そわそわしてました。 こりゃ行かなくちゃ。 花緑師匠の妾馬。 楽しみだなあ。 ゲストも素晴らしいし。 三遊亭兼好師匠に、 桂米團治師匠ですよ! 三味線漫談のあずみさん…

古今亭佑輔さんとして復活!

ひとつ前の記事で、 古今亭始さんの勉強会のことを書きました。 この勉強会に行ったのは、 ゲストが気になっていたから。 古今亭佑輔さん。 ゆうすけ。という響きだけ聴くと男のようですが、女性落語家です。 昨年まで金原亭乃々香という名前で活躍していて…

古今亭始さんの品川心中。声がいいなあ!

古今亭始さんの勉強会に行ってきました。 神楽坂駅のすぐそばのビルの2階。 弊社は九段下なのでかなり近いです。 会社を出て30分足らずで、 着いたんじゃないかしら。 これはいいなあ。と思ったんですが、 この春で閉まるそうで。 ちょっと残念。 始さんの落…

「あかね噺」連載2回目を楽しく読みました。

少年ジャンプの連載、人気がないと10週で打ち切り。 と昔、聞いたことがあります。 今もそうなんでしょうか? 今週も、少年ジャンプを買いました。 先週から始まった「あかね噺」を読むためです。 連載2回目を読んで、この漫画の方向性がぼんやりと見えてき…

金原亭乃ゝ香さんが古今亭佑輔さんになりました。

先ほどツイッターのタイムラインで知ったのですが、廃業していた金原亭乃ゝ香さん、落語家復活なんですね。びっくり。 前座さんの名前がメディアに出るなんてことは滅多にないんですが、彼女の名前は例外的に、前座の頃から時折目にしてました。 東洋大学在…

桂宮治師匠7日目の初日。

新宿の末広亭に行ってきました。笑点の新レギュラー桂宮治師匠がトリを務める10日間ということで、末広亭もおそらく初めてのことだと思いますが、通常興行のチケットをネットで予約販売するという事態に。 というわけでスタート前から盛り上がっていたのです…

「井戸の茶碗」花緑師匠が楽しげでした。

今夜は会社帰りに両国へ。江戸東京博物館の中のホールで、落語会だったんです。メンバーがなかなか凄いんですよ。 林家つる子 反対車 古今亭菊之丞 お見立て 柳家喬太郎 同棲したい 林家時蔵 武助馬 柳家花緑 井戸の茶碗 いいでしょ。 (つる子さんは体調不…